今回は、茨城県筑西市小栗に鎮座する「小栗内外大神宮(おぐりないげだいじんぐう)」をご紹介します。
この神社は、伊勢神宮の内宮と外宮をあわせてお祀りしている、とても珍しい存在です。
日本全国を見渡しても、両宮を一緒に祀る神社は限られており、地元の方々にとっても誇りとされてきました。
さらに、創建は継体天皇の時代と伝わり、千年以上の歴史を持つ由緒正しい神社です。
長い年月の中で地域の信仰の中心として受け継がれてきただけでなく、戦国や江戸の時代を経ても大切に守られてきた背景があります。
参拝すると、そうした長い歴史の積み重ねを感じられる雰囲気が漂っていて、訪れる人の心を自然と落ち着かせてくれます。
神社好きの方はもちろん、歴史や文化に興味がある方にとっても、とても見応えのある場所なんですよ。
筑西市 小栗内外大神宮の場所
〒309-1101 茨城県筑西市小栗1
筑西市 小栗内外大神宮の御由緒
創建:大同元年(806年)
社伝によると、大同元年(806年)に社殿が造営されました⁴。
内外大神宮は、中世には伊勢神宮領の小栗御厨であった地域に鎮座し、その由緒により、社殿形式は神明造が採用されています。内宮本殿と外宮本殿は、ともに三間社の神明造で、延宝7年(1679年)に地元の大工によって建立されました。平成22年(2010年)には、御遷殿が行われました。
筑西市 小栗内外大神宮の御祭神
内宮本殿
天照大神(あまてらすおおみかみ)
外宮本殿
豊受大神(とようけのおおみかみ)
境内社
筑西市 小栗内外大神宮の鳥居

社殿のある小山のふもとに鳥居がたっています。鳥居をくぐるとそこからは神の領域です。
筑西市 小栗内外大神宮の社殿

鳥居をくぐると緩やかな上り坂の参道が奥へと続いています。

ゆるやかな上り坂の参道を進むと拝殿へと続く階段が見えてきます。
筑西市 小栗内外大神宮の拝殿

左右対称であることが多い拝殿で、左側に偏った独特の拝殿です。左右対称を見慣れているだけにアンバランスな印象を受けます。
筑西市 小栗内外大神宮の本殿

本殿は伊勢神宮を思わせる荘厳な雰囲気で、周囲の木々に囲まれながらも堂々とした存在感を放っています。
拝殿よりも高い位置に建てられていて、参道から階段を上がった先にその姿が現れると、自然と心が引き締まるような気持ちになります。
静かな境内に差し込む光と相まって、神聖さがいっそう際立つ光景です。

配置は、左に下宮本殿、右に内宮本殿という少し珍しい並び方になっています。
全国的にもあまり見られないスタイルで、訪れる人に特別な印象を残してくれます。
それぞれの本殿が持つ意味を考えながら参拝すると、より深い祈りの時間になるでしょう。

他の神社で見かけない御遷殿。

さらに、本殿の裏手には小さな境内社がいくつも整然と並んでおり、参拝者は一社ごとに手を合わせて歩くことができます。
ひとつずつ丁寧に参拝することで、日常の喧騒から離れて心が静まり、落ち着きを取り戻せるように感じられます。
まるで心をゆっくりと浄化していくような時間を過ごせるのが、この神社の大きな魅力です。
まとめ
筑西市小栗の内外大神宮は、歴史の深さと伊勢神宮ゆかりの格式を感じられる特別な場所です。
参拝すると、古くからの神社ならではの静寂さに包まれ、まるで時間がゆっくり流れているような感覚になります。
境内の空気は凛としていて、自然と背筋が伸びるような心地よさがあるのも魅力です。
また、周辺は緑が豊かで季節ごとの変化も楽しめるので、散策を兼ねて訪れるのもおすすめ。
春には新緑、夏には深い緑陰、秋は紅葉、冬は清らかな空気が感じられ、四季を通じて違った表情を見せてくれます。
静かに神様と向き合いたいときや、心を整えたいときはもちろん、歴史や自然に触れながら自分をリセットしたいときにも足を運んでみると良いでしょう。
訪れるたびに新しい発見や感覚が得られる、そんな奥深い魅力を持った神社です。


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